期日:2020年9月12日(日) 場所:シェアリーカフェ 対象:メンター、サポーター 参加者:5名 活動内容:IchigoJamタイピングゲーム IchigoJamファーム書換 前回の名札基盤の作業
少しづつ自分たちの力だけで提供していけるコンテンツを増やそうと、今回はIchigoJamのタイピングゲームにトライ。IchigoJamでのプログラミングは、他のビジュアライズなプログラミングソフトツールとは異なり、キーボードでのタイピング作業が必要となる。今の子たちは、PCを経由せずして、スマホやタブレットといったノンキーボードのデジタルデバイスに接するので、キーボードに慣れてもらうにはちょうど良いコンテンツなのではとのチョイス。
今回は対面活動ならではのシナジー効果が発揮され、色々な発見があった。
子どもや若い子ならいざ知らず、我々世代は<小さい文字に弱い> タイピングゲームは、上から落ちてくる文字が何かを判断し、それと同じアルファベットキーを押すのだが、そのアルファベットが何か分からなければ、即ゲームアウト。これはツライ。「どうにかならないの~」とぼやいていると、「VIDEO3 にして表示フォントサイズあげればいいんじゃないかな?」とメンバーからの閃きの声。さっそく試してみると「おおーっ」と老眼にもやさしい大きな文字が。 でも、そこからさらに「文字大きいとさ、画面占有領域が大きくなるわけだから、右端下段がみきれて、ある座標を過ぎた時にスクロールが発生して、突然の画面遷移に違和感があるし、動作もおっつけないよね。これはどうにかならんの?」に課題が発展。すると、これまでX軸正の方向にどんどん累積的にアルファベットが落ちて行ったのを「ある座標軸に固定すればいいんじゃない?」となり、みんなでトライすると、見事スクロール問題は解決! でもそこでは終わらない。ゲームアウトした時のスコア表示がVIDEO3の領域では入りきれないので、自分のスコアがいったい何だったのかが確認できない。そこで、「ゲームアウトしたらVIDEO3からVIDEO1に表示を戻すとしたら~?」とまたもや声が降りてきて、試してみるとこれまたビンゴ! と、素晴らしく素敵な発見と発展となった。
また、IchigoJam webでは思い通りに動くのに、実機では思い通りに動かないという現象があり何故だろうと悩んでいると、「そうか、実機IchigoJamのファームが古いままなのかもしれない!」となり確認してみると、確かに実機のファームは古いものだった。 では、さっそくファームの書き換えにもトライしよう!と、IchigoJam Utilitilesを使ってファーム書換を試みるも、どうしてもエラーが起こる。IchigoJamフォントもインストール済なのに何故だ!となり、その日は解決できずにお開きとなるが、後日メンバーから「新しいファームウエアのダウンロード場所が日本語フォルダだとNGのよう! それを変えたら無事ファーム書換出来たよ!」との嬉しい報告。
もう一つあった。先日の勉強会で作った名札基盤がどうもうまく動作しない~液晶が表示されるまでに何故か2分ほどかかる。正常に動く他のメンバーの基盤+ディスプレイに該当メンバーのIchigoDakeを差し込むと、問題なく名前は表示される~つまり、基盤側の物理的な問題というわけだ。そこでメンバーが基盤をよくよく確認すると、ハンダが山盛りすぎてどうもショートを起こしているような部分があると、試しにそこに紙を挟み絶縁させてやってみると… お見事!素早く表示された。
以上、気持ち良いくらいに疑問~解決~その先の疑問が上手く繋がっていき、当初想定以上の気づきと学びの多い機会となった。一人黙々と勉強も良いけれど、気心のしれた仲間との勉強はこういうところが醍醐味であり、こういう楽しさを町のひと、子どもたちに伝えたいと切に思った。
Comentários